大学院理工学府博士前期課程1年安藤佑咲さんが情報処理学会学生奨励賞を受賞しました
大学院理工学府?電子情報部門加藤研究室所属 博士前期課程1年安藤佑咲さん(現在修士2年)が、情報処理学会第86回全国大会において登壇し、「超音波非破壊検査における拡散モデルを用いた欠陥位置推定」という題目の発表を行い、学生奨励賞を受賞しました。
安藤佑咲さんの発表は、理工学府環境創生部門の斎藤隆泰准教授と情報学部加藤毅教授との共同プロジェクトの成果の一部でした。その研究プロジェクトは、レーザ超音波非破壊検査において自動判定を行うための新しいアルゴリズムを開発するというものでした。欠陥検出の自動判定器の訓練において、欠陥データが不足するという問題がありました。本研究では、異常検知に基づくアプローチを導入することで、欠陥データを学習に用いずに欠陥を検出し、また位置も特定するアルゴリズムを開発しました。また、従来の物体検出アルゴリズムを使った場合と比較して、高精度に位置推定を行えることを実証しました。このワークショップで行った安藤佑咲さんの発表は高く評価され、学生奨励賞に選ばれました。