理工学府博士前期課程2年曹洪源さんが情処CS領域奨励賞とベストプレゼン賞を受賞しました
電子情報部門の加藤研究室所属 曹洪源さん(当時 修士2年)が第132回数理モデル化と問題解決研究会において登壇した次の発表「サイド情報を活用した水中病原体と指標微生物の相関解析」が、情報処理学会ベストプレゼンテーション賞(MPS研究会)に選ばれました。2020年度に数理モデル化と問題解決研究会において69件の発表がありましたが、その中でベストプレゼンテーション賞に選ばれたのはこの発表のみでした。
人間社会では様々な形で水が利用されています。公衆衛生上の安全性を保つためには、水質のモニタリングが不可欠です。この研究は、微生物学的リスクを管理するための統計ツールを開発するという内容でした。
また、曹洪源さんは2021年度コンピュータサイエンス領域奨励賞にも選ばれました。この賞は、前年度の研究会登壇者もしくは同等の業績をあげた若手に贈呈される賞です。2020年度に数理モデル化と問題解決研究会において登壇した発表者69人の中で、コンピュータサイエンス領域奨励賞に選ばれたのも曹洪源さんのみでした。主な受賞理由は、精緻な理論構築によって新技術を打ち立て、かつ、大規模な数値実験によって実用性を例示した優れた研究成果を示した発表が分かりやすかったこととのことでした。