大学院理工学府電子情報部門 清水崇至さんが第43回コンクリート工学講演会において年次論文賞を受賞しました
2021年7月7日から三日間にわたりオンラインにて開催された第43回コンクリート工学講演会年次大会において大学院理工学府電子情報部門の三輪研究室所属 清水崇至さん(修士2年)が年次論文奨励賞を受賞しました。
日本最大のコンクリート専門の学術団体である日本コンクリート工学会が主催し、年に一度コンクリート分野に係わる関係者が一堂に会する場として約400件の査読論文を集めコンクリート工学年次大会が開催されています。その中で、論文内容、講演内容の優れた40歳未満の講演者40名に対し、年次論文奨励賞が授与されました。
受賞題目は「電磁パルスにより励振された鉄筋の加振レーダによる振動変位計測」です。本論文は鉄筋コンクリート内の鉄筋を励磁コイルによりパルス状に加振し、電磁波ドップラレーダ法により鉄筋振動の過渡応答を非破壊的に直接計測するシステムを世界で初めて開発し、鉄筋腐食にともなう鉄筋振動の変位スペクトルに顕著な違いが表れることを示したものであり、その新規性、実用性が高く評価され受賞につながりました。